訪問診療

当院の在宅医療への想い

訪問診療1

当院は院長が高齢者医療、特に在宅医療の必要性を強く感じたことがきっかけで開院されました。住み慣れた家でご家族と一緒に過ごしながら、医療のサポートを受けられる環境を地域の皆様に提供するため、「訪問診療」をスタートしたのです。

当院の訪問診療(在宅医療)は、できる限り多くの患者さまをサポートできるよう、あらゆるニーズに柔軟に対応しています。たとえば、癌の既往がある患者さまは、スムーズに訪問診療(在宅医療)を受けられないケースもあるようですが、当院では癌の既往があってもほかの疾患と同じように訪問診療(在宅医療)を行います。末期状態であっても、心身の苦痛を和らげる緩和ケアまでしっかりと対応いたします。

訪問診療2

院長は、勤務医時代に消化器外科を専門に学び、一般外科や内科全般を対象として長年にわたって診療経験を重ねてきました。そのため、さまざまな病気に対して幅広く対応することが可能です。また、外科手術や高度な治療、入院での治療が必要な場合は、連携している近隣の総合病院にご紹介し、適切な診療を受けていただくことができます。

訪問診療(在宅医療)をする上で大切にしているのは、お一人おひとりに合った医療を提供することです。たとえば糖尿病の場合、食事制限など生活習慣の改善が必要になってきます。しかし、ご高齢で通院が困難な状態の患者さまに、厳しい制約を与えてしまうことは、ご本人にとって大きな苦痛です。

訪問診療3

そこで当院は、ご家族とも十分に相談しながら、できる限りお薬などで症状をコントロールする方法を取り、ご本人にもご家族にもあまり負担がかからないような診療を心掛けています。患者さまが“その人らしく”健やかな毎日を過ごすためには、100%完璧な治療を行うのではなく、負担の少ない適切な“ケア”を継続して行うことが効果的なケースも多いのです。

診療の際には、患者さまの既往歴や、もともとの体質を十分に考慮する必要があります。さらに、そのときどきの体調やお薬との相性を診ることも大切です。毎回訪問時には患者さまご自身やご家族、施設の職員の方々からお話をうかがい、必要があればお薬の種類や使用量を細かく調整しながら、患者さまにとって適切な方法を見極めます。

また、その適切な方法が常に同じであるとは限りません。患者さまの心身の変化を注意深く観察しながら、臨機応変に必要な医療を提供することが大切です。

院長からのメッセージ

院長からのメッセージ

患者さまが健康で幸せな毎日を過ごされることが私たちの願いです。病気を診ることはもちろんですが、患者さまのライフスタイルや嗜好なども十分に配慮し、心も体も元気にしていく医療を提供したいと考えております。

私たちは、日々さまざまな患者さまと接しながら、その方らしさを大切にできる医療の在り方を考えています。そのためにも患者さまと目線を合わせ、声を聴き、コミュニケーションを取りながら、信頼関係を築いていくことに努めています。患者さまやご家族にとって安心できる医療のパートナーでいられることが、私たちの目指すゴールです。

「過去に訪問診療(在宅医療)を断られた」という方も、ぜひ一度ご相談ください。訪問診療(在宅医療)を利用できるかどうかの規定・基準や訪問可能エリアなどについても、お気軽にお尋ねいただければと思います。小さな不安や疑問でも構いませんので、何でも遠慮なく私たちにご相談ください。

当院の訪問診療の特徴

当院の訪問診療(在宅医療)は、できる限り多くの患者さまをサポートできるよう、医師・看護師・介護従事者がしっかり連携を取りながら、あらゆるニーズに対応しています。

  • 当院は、「連携型・機能強化型 在宅支援診療所」に指定されています。
  • 通院困難な方のもとへもお伺いし、ご相談にのります。
  • 病状によってお断りすることはありません。
  • コミュニケーションをしっかりとります。
  • 緊急時も臨機応変に対応します。
  • 悪性腫瘍など重篤な患者さまにも最期まで寄り添います。

MCS(メディカル・ケア・ステーション)の導入

当院は、訪問診療専用のソフト『MCS(メディカル・ケア・ステーション)』を導入しています。
病院・クリニック・薬局・介護施設などで働く医療介護従事者の多職種連携をサポートする、非公開型医療介護連携コミュニケーションツールです。
パソコン・タブレット・スマートフォンなどを用いて、訪問先の患者さまの資料を文字・写真・動画で共有し、確認することができます。
これによって、医師・看護師(看護ステーション)・薬剤師・ケアマネージャーなどが同時に状況を把握し、適切で迅速な対応をすることが可能となっています。

訪問診療(在宅医療)の対象となる方

訪問診療(在宅医療)の対象となる方

  • ご自宅、あるいは施設入所中で通院が困難な方
  • だんだん通院が困難になってきている方
  • 現在入院中で、退院後の通院が困難または不安に感じている方
  • 在宅緩和ケアをご希望の方、最晩年をご自宅で過ごしたい方
  • 重症心身障害児(者)の方

お時間はできるだけ患者さまのご希望に合った日時にうかがいます。
病気の症状や患者さまのご年齢に関わらず、訪問診療(在宅医療)に対応しております。
訪問診療(在宅医療)へのご質問やご希望があれば、お気軽にお問合せください。

ご利用可能地域 (訪問診療対象地域)

ご利用可能地域 (訪問診療対象地域)​

北九州市 小倉北区・戸畑区・八幡東区・小倉南区
※対象地域以外でも、お気軽にお問い合わせください。

診療内容

訪問診療4

日常的な診療、処方、内科全般、褥瘡、軽微な外傷(縫合を必要としない傷)、在宅酸素療法、中心静脈栄養、在宅自己注射、胃瘻、留置バルーンカテーテル、必要に応じた検査(血液、尿、心電図など)
※当院では行えない検査については、連携医療機関に依頼して検査を行います。

訪問診療の流れ

  • 1相談のお申込み

    問い合わせ電話 093-967-9186

  • 2面談

    現在の病状、身体状況の確認をさせていただきます。
    事前に紹介状、介護保険証のコピーをご用意いただければ対応がスムーズです。

  • 3訪問診療(在宅医療)計画の作成

    当院および在宅医療について詳しく説明させていただきます。
    当院の仕組み、諸費用をご理解いただければ、療養計画を検討し、訪問診療(在宅医療)のスケジュールを相談させていただきます。

  • 4訪問診療(在宅医療)の開始

費用について

病状や検査内容などによって異なりますので、詳しいことはお気軽にお問合せください。

緊急時の対応

患者さまの容体が急変した場合には、「24時間」いつでもご連絡をください。
まずはお電話にて病状をお聞きした上で、そのときの状態により、当院から往診にうかがい適切な対応を行います。
病状によっては、そのまま経過を見ていただくこともあります。急を要すると判断した場合には、連携医療機関への救急搬送をお願いすることもあります。
患者さまへは、当院の緊急連絡先をお渡ししています。

TEL:093-967-9186(24時間 院長の携帯に転送されます)

連携している医療機関

  • 新小倉病院
  • 小倉記念病院
  • 北九州総合病院
  • 門司メディカルセンター
  • 新小文字病院
  • 製鉄記念八幡病院
  • 済生会八幡総合病院
  • 福岡新水巻病院